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最近、PCM-M10を手に入れたので、個人練習中は、ずっとラインでベースを繋げっぱなし、録音しっぱなしにしている。
あとで聞きなおしてみると、意外とピッキングに力が入っていて、アタック音が目立っていたり、もともと意識してテヌートで弾いてはいたが(ジャズは基本テヌートなんです)、もっとギリギリまで伸ばせるんじゃないかと気付かされたり、20年以上ベースを弾いているにもかかわらず、まだまだ課題は多い。 もし今自分が十歳若返ったら、なにをするんだろうな。 やっぱり勉強だよな。 勉強って、教科書開いてどーのこーのじゃなくて、いろいろたくさん本を読んだり、先輩方の話を聞きにいったり、いろいろな土地に行ったり。 二十代の頃住んでいたマンションに、○紅の海外の支社長されていた方がいらして、こちらはなんの経験も実績もコネもまったくない若造にもかかわらず、とても親しくしていただいた。 で、自分ひとりでは決して入れないようなお店にも、よく連れていってもらった。 そこで食事中に言われたのは、 「ここは今のキミには身分不相応なお店だ。でも、一流の味というものをしっかり覚えて、いつか自分自身で来られるようになりなさい」 だった。 それから数年が経ち、それなりに収入も増えて、行こうと思えば自腹でそういったお店にも行けるようにはなったが、それでも行こうとはしなかった。 それは、お金がもったいないとかじゃなくて、自分がまだその店に行くのにふさわしい人間だとは思えなかったからだ。 正直、未だに行くのにふさわしい身分とは思っていない。 今の世の中、お金さえ払えば、たとえ身分不相応の店でも入れてしまう。 また、妙なフラット感が蔓延していて、本来ならまともに相手にしてもらえないような先輩とも、平気でタメ口をきけてしまう。 なんなんだろうね、ほんと。 日本の伝統文化って、こんなもんだったっけね。 あ、でも、オレに対しては、タメ口でもなんでもいいよ。 そんなたいした人間じゃないし。 とにかく、いくつになっても、上から目線でなく、素直に人の忠告を聞ける人間でありたいと思う。 PR |
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